秋の深まりを感じる10月中旬、ビーバースカウトたちは埼玉県日高市の日和田山でハイキングに挑戦しました。天気予報では雨の可能性もありましたが、活動時間中はほとんど雨に降られることなく、予定通りにすべての行程を完了することができました。今回の登山は、ほとんどのスカウトにとって初めての体験でした。活動前には、長時間の登山に対する体力面の不安や精神面での懸念もありましたが、実際にはその心配を大きく裏切る頼もしい姿を見せてくれました。
東村山駅から電車を乗り継ぎ、高麗駅に到着したスカウトたちは、咲き終わった曼殊沙華の茎が並ぶ道を歩きながら、イナゴを見つけるなど自然の豊かさを感じていました。登山口ではリーダーから登山時の注意点について説明を受け、スカウトたちは真剣な表情で耳を傾けていました。準備体操を入念に行い、靴の履き方を確認した後、いよいよ登山が始まりました。
道中では色とりどりのキノコが顔を出し、触りたい気持ちを抑えながら慎重に歩みを進めました。一の鳥居では飴を食べて体力を回復し、登山者とのすれ違いや追い越しの際には元気よく「こんにちは」と挨拶を交わす姿が見られました。
男坂と女坂の分かれ道では、スカウトたちの多数決の結果に関わらず、計画通り女坂を選んで進みました。木の根に躓かないように注意しながら、険しい岩場を見上げて慎重に登っていきました。急な山道でも、仲間同士で自然と助け合い、励まし合う声が絶えず聞こえ、皆が一歩一歩確実に前へと進む様子は、団結力と精神的な成長を感じさせるものでした。
ペースが遅くなる仲間を待ちながら声援を送り合い、全員で力を合わせて登頂を目指す姿には、スカウトたちの成長が強く感じられました。二の鳥居に到着した際には、眼下に高麗駅周辺の道が見え、自分たちが登ってきた高さを実感することができました。ここで記念撮影を行い、スカウトたちはまだ体力に余裕がある様子でした。
そこからさらに険しい岩場を登り、ついに山頂に到着しました。「もう登る道がない」という言葉には、達成感と満足感が込められていました。予定より少し早く登頂できたことから、スカウトたちの頑張りがうかがえました。
山頂付近の広場では、待ちに待った昼食の時間です。スカウトたちは、おにぎりが転がらないように慎重にリュックを開けて食事の準備を進めました。団からふるまわれた温かい味噌汁も好評で、みんなで美味しくいただきました。
昼食後は下山を開始し、リーダーがスカウトの列の間に入り、転ばないように注意しながら慎重に進みました。下りは休憩を挟まずに一気に巾着田まで歩き、河原に到着しました。隊員全員が注意事項をしっかりと守り、怪我なく無事に活動を終えられたことに、指導者としても大きな喜びを感じました。








